『大航海時代のマカオと日本の往来史』
約450年前の大航海時代に日本がマカオと深く関わっていたこと、ご存知でしたか?
火縄銃の伝来やザビエル神父によるカトリック布教など、教科書にも掲載されている出来事や歴史人物も交えながら、日本ご出発前に分かりやすい解説動画で事前予習していただく、変わったツアーです。
マカオご到着後は、実際に現地を歩きながら、専門ガイドがさらに詳しくご説明します。
日本出発前に予習することで、現地ツアーがより面白くなり、普通の観光とは全く違った目線でマカオを楽しめます。
ソフィテルマカオアットポンテ16ホテルロビー集合。
ホテルを出発し、徒歩にて聖アントニオ教会へ
マカオ最初の教会です。約450年前に「天正遣欧少年使節団」としてヨーロッパを訪れた日本人少年達は、往復の道中この教会に滞在。帰国前には、キリシタン禁止令の影響により、この教会で約2年間足止めされました。
今やマカオ観光のシンボルとなった「聖ポール天主堂」、ポルトガル語では「聖パウロ天主堂」。1602年から1640年にかけて建設され、当時はアジア最大級のカトリック教会でしたが、1835年に大部分が火災により焼失。現存するのは石造りのファサード(正面の壁)と地下納骨堂、階段壁の一部です。キリスト教弾圧や追放によって日本を離れた日本人キリシタンも建設に協力しました。
「マカオ博物館」内の、大航海時代に関する展示品の歴史的背景を解説。バスコ・ダ・ガマが乗った船の模型や、日本の佐摩銀(岩見銀山で産出)、印刷機など、当時交易された商品についてもご案内します。
聖ポール天主堂を守るための「モンテの砦」は、マカオ争奪戦でポルトガル軍がオランダ軍を破るにあたって大活躍。大砲にまつわる当時のエピソードや、街中に残る戦勝記念の名残り、マカオの守護聖人などについても解説します。
※毎週月曜日は定休日のため入館できません。
セナド広場は、450年前からマカオにおける交易の中心地で、2005年にユネスコの世界文化遺産として登録された「マカオ歴史市街地区」に含まれる30か所の一つです。 日本人村があった場所やパッソス聖体行列の解説などをお楽しみください。
マカオの数ある道路標識で、唯一日本語が記された場所です。とても小さな場所ですが、味噌の香りが漂っていた場所なのでしょう。聖ポール天主堂に近い場所で、日本人が住んでいたと思われます。
マカオはカトリックの町、イエズス会以外にも各修道会の教会があります。マカオの聖ドミニコ教会はフィリピンから伝わってきました。
マカオカトリックの中心的教会、カテドラル(大聖堂)。カトリックの事務所なども隣にあり、<日本人26聖人殉教絵図>のオリジナルもここに保存されています。
ガイドがセナド広場で、ポルトガル・マカオ料理や中国料理などのレストランを紹介します、自由選択で昼食をおとりください。
(昼食代はお客様負担となります。)
昔も今もマカオの政治の中心的機構で、建物内部には議事堂があります。市政署(旧民政総署)の歴史的背景や内装、当時の統治の仕組みなどを詳しく解説します。
著書「日本史」で有名なポルトガル人の宣教師で、織田信長や豊臣秀吉にも謁見。 日本在住30年以上で、マカオにも滞在し、最後は長崎で没しました。
ヨーロッパ人としてマカオ近郊に最初にやってきた探検家です。
ポルトガルの大航海時代を語る上で、なくてはならない人物です。マカオの道路名にもなっています。
1557年、中国の明政権がポルトガル人にマカオの居留を認めたのが始まりです。当時の古いマカオ地図と照らし合わせながら、現在の教会や灯台などを解説します。
ポルトガルの航海者・バスコ・ダ・ガマは1497年リスボンを出発し、インド航路を開拓した人物です。 彼の偉業を讃える公園で、彼の航海について解説します。
火縄銃や南蛮屏風などの複製品が展示されている博物館です。 動画で詳しい解説を見ていただいた南蛮屏風を実際にご覧ください。
また、日本最初の火縄銃「種子島火縄銃」は、実はマカオから運ばれたと伝えられています。 日本での火縄銃複製の過程も知ることが出来ます。
※毎週火曜日は定休日のため入館できません。
※こちらのホテルは元々媽閣炮台(バラ要塞)でした。当時オランダとのマカオ争奪戦で目の前の海域で威力を発揮しました。
D-2 動画:黄昏を招いた日本との断絶(11分54秒)
1604年から1627年まで、ポルトガル・オランダ間には4回もマカオの争奪戦がありましたが、当時マカオ商人は貿易で莫大な利益をあげていました。一方、日本では1604年に徳川家康が「御朱印船貿易」を認め、東南アジア諸国との貿易を進めます。以降、黒船「マードレ・デ・デウス号」の爆沈(1610年)、長崎からマカオへキリシタンの逃亡(1614年)、「島原の乱」勃発(1637年)、徳川幕府の鎖国政策(1639年)などにより、それから約200年間、マカオは世界の舞台から消えてします。こうした一連の流れをわかりやすく解説します。
イエズス会を立ちあげた7人のうちの1人、フランシスコ・ザビエルの生涯について、詳しく解説します。 現在、ザビエルの右の上腕骨はマカオの聖ヨセフ聖堂にて大事に保管されています。
現地解散
参加人数 | 料金 |
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お一人様 | 15,500円/人(税込) ※最少催行人員:4名様 |