マカオグランプリと大航海時代

3隻の船

毎年11月第3週の土、日曜日はマカオグランプリが開催される。今年も既に各所で交通遮断が行われ道路の整備が始まっている。今年は第71回目の開催となる。

ちょっと趣きの異なる方法でグランプリコースを巡ることにした。

①AVENID DA AMIZADE → ②AVENIDA DE LOPO SARMENT DE CARVALHO → ③ESTRADA DE S. FRANCISCO → ④ESTRADA DOD PARSES → ⑤ESTRADA DE CACILHAS → ⑥RAMAL DOS MOURES → ⑦ESTRADA DE D.MARIA Ⅱ → ⑧RUA DOS PESCADORES

全部で8本の道路を使ってのグランプリコース、日ごろはマカオ一般市民が自由に使っている道路だ。

①AVENID DA AMIZADE:スタート・ゴール地点が有る通り。『友誼通り』と名付けた。

②AVENIDA DE LOPO SARMENT DE CARVALHO:リスボンコーナーを曲がりきるとそこはカルバーリョ将軍通り。オランダが攻めてきた際、マカオ側の司令官となって活躍、マカオをオランダから守り通した人物を記念して付けた通り名だ。

③ESTRADA DE S. FRANCISCO:ポルトガル軍の要塞があった場所、『S.FRANCISCO要塞通り』。

④ESTRADA DOD PARSES:中国語名『白頭通り』。

⑤ESTRADA DE CACILHAS:松山要塞の中腹にある道路カシーリャス通り、オランダ軍が攻めてきた際、カシーリャス通りを回り込んで、今の貯水池が最も入り込んでいる個所からオランダ軍が上陸した、とある。山の中腹なのに海辺通りという名前。昔は海岸通りだったんだね。

⑥RAMAL DOS MOURES:MOURES→人名だと思うけど、解らない。

⑦ESTRADA DE D.MARIA Ⅱ:ドナ・マリア二世要塞を回る道路の名前、1860年代のポルトガルの有名女帝。

⑧RUA DOS PESCADORES:中国語名は『漁翁通り』。ヘアピンカーブのある通り。

フォミュラーカーが爆音を立てて走るマカオグランプリコースにも大航海時代が垣間見れるんだね。大航海時代に因んだ道路名で実況放送したら、どんなレースになるだろう?

\SNSでシェアする/

関連記事

ドナ・マリア要塞

2024/08/02

マカオ 一人あたりGDP 世界2位

2024/12/05

ミゼリコルディアの精神を継ぐマカオの社会

2024/10/10 2024/10/11
  1. 動画で学ぶ大航海時代のマカオと日本の往来史
  2. 未分類
TOP