ミゼリコルディアの精神を継ぐマカオの社会

3隻の船

マカオで乗り合いバスに乗ると若い人がお年寄りによく席を譲る光景が見られる。この光景は日本よりも頻繁にみられると確信する。マカオの政府系病院・山頂病院では65歳以上の老人は無料診察が通常化している。検診の為に各養老院から山頂病院に運ばれる老人をよく見るし、養老院の車もよく見かける。

これらはポルトガルから伝えられたミゼリコルディアの精神が現代マカオでも生きているからではないだろうか?

マカオ政府社会工作局の養老院の名簿にはカトリック系のものも多い。漢字表現になるが、『聖方済各養老院』(フランシスコ・ザビエル養老院), 『伯大尼養老院』(イエズス会養老院),『仁慈堂安老院』,『瑪利亜養老院』,『瑪大肋納安老院』などがあり、約4分の1がカトリック系の養老院になる。

『フランシスコ・ザビエル養老院』

マカオにおいてはカトリックの影響が大きいことがみえるし、ミゼリコルディアの精神がいまでも生き続けている証ですね。

『マカオ仁慈堂託児所』

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