マカオ製ボカロ大砲

3隻の船

2020年4月17日付けの日刊紙Macao Daily(澳門日報)です。紙面トップを飾っているのは:『内港に古大砲、発見される”、“道路工事中にお宝発見” “眠っていた年月はまだ判らない。』わたしは同新聞紙を2年間机の脇に置いておいたことになる。実を言うとそれ以後も私自身同じような記事を見た記憶がある。マカオで相次いで古大砲が発見されていたのだ。

このサイトでそれを証明していることになる。内容は2020年11月22日と2021年3月1日に計3門の古大砲がタイパ島のギャラクシーホテル建設現場から発掘された、とある。いづれの記事にもマカオ製大砲ボカロとは記されていないが、わたしはそれらはマカオ製ボカロ大砲だと思っている。

古大砲が眠っていた場所にわたしも行って見た時のものだ。新聞紙写真右下の写真で場所は NO.23  PONTE  YAO TAC  1948(祐德 码頭)とあり、その写真の左上にはソフィテルホテルが映っている、そういえばソフィテルホテルはポンテ16、即ち16番波止場という位置になる。

その場所はポルトガル人が濠镜澳村(マカオ)に到着した港、今ではソフィテルやカラベラホテルがあり、聖アントニオ教会に歩いて5分の場所、そこに古大砲が約400年も眠っていたんだ。どういう状況でそこに眠ってしまったんだろう? 船に積み込む際に失敗して海底に沈んでしまったのかな? 故障したから、修理しようと倉庫にしまい込み時代の趨勢でそのまま眠りこんでしまったのかな? 考えるだけでロマンを感ずるね。計4門の古大砲は現在マカオ博物館に保管され、修復され、何時の日か400年前の輝きをまた見せてくれるでしょう。乞うご期待だね。

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